Webサイトのユーザビリティを定義づける規格
JISZ8521は、1998年に第1版として発行されたISO9244-11をJIS化したものです。VDT(視覚補助装置)を利用した作業での使用性を指定し、評価しようとするときに考慮すべき情報を、識別する方法について規定しています。
この規格では、ユーザビリティ(使用性)をこのように定義しています。
「ある製品が、指定された利用者によって、指定された利用の状況下で、指定された目的を達成するために用いられる際の、有効さ、効率及び利用者の満足度の度合い」
定義に用いられる用語の解説と関係性
有効さ(effectiveness):利用者が、指定された目標を達成する上での正確さ及び完全さ。
効率(efficiency):利用者が、目標を達成する際に正確さと完全さに関連して費やした資源。
満足度(satisfaction):不快さのないこと、及び製品仕様に対しての肯定的な態度。
ユーザビリティ(使用性)の枠組み
人間中心設計に関する国際規格
ISO13407とは、いわゆるヒューマンセンタードデザイン(人間中心設計)に関する国際規格です。
ISO13407では、インタラクティブシステム(ユーザーと製品との間に、双方的な対話型のやり取りが発生するコンピュータシステム)において、ユーザーにとって使いやすい製品を開発するのに必要な設計プロセスについて説明されています。