少しの配慮が足りないだけで、ユーザーはあなたのサイトから去っていきます。
そして、そのユーザーの多くは、2度とあなたのサイトを訪れないでしょう。
インターネット上には同じようなコンテンツを提供しているWebサイトが複数存在している場合がほとんどです。そのいずれもクリックするだけで飛んでいくことができます。多くのユーザーは浮気者なのです。
他のサイトへ逃げられないためにWebサイトの制作者は、
ユーザーが使いやすいサイトこそが、効果を上げられるWebサイトであることを十分に理解すること、
ユーザーに努力をさせなくても目的を達せられるサイト構築をおこなうこと、
そして、そのための基本ルールやノウハウを学び、実際のWebサイト構築に実装できること
が必要です。
ユーザーが何を求めて、どのように、サイト内を巡回していくのかを想定し、その予測ルート上に障害物がないか、道案内の看板がちゃんと出ているか、あるいは行き止まりになっていないか等、相応の配慮が必要です。
企業やお店を経営していく上で、Webサイトは大変重要な要素です。例えばECサイトでは、ユーザーがサイト内で商品を購入するためには、商品の検索、発送方法や料金の確認など、しなければいけないことがたくさんあります。制作者としてではなく、自分がユーザーだったらという視点で考えなければなりません。それがユーザビリティの向上につながるのです。
ユーザビリティが直接購買意欲につながるわけではないですが、商品購入までの過程をスムーズにおこなうことができたら、他のECサイトにユーザーをとられてしまう可能性が少なくなり、ロイヤリティーの高い顧客になってもらえる可能性が大きくなります。そうして効果を上げて初めて、Webサイトを制作した価値があると言えるでしょう。