Webサイトの使い勝手の多くはナビゲーションによって左右されます。
ご存知の通り、Webサイトの優位性の一つにハイパーリンクがありますが、それを多用し、自由に行き来できる環境がユーザーに有用であるかといえばそうではありません。
Webサイトは現実とは違って、空間や位置という概念が希薄になるので、誤ったナビゲーションを設置すると、ユーザーを迷子にさせてしまします。
Webサイトのナビゲーション要素
- タイトル
- グローバルナビゲーション
- ローカルナビゲーション
- フッターリンク
- テキストリンク
- パンくずリスト
- キーワード検索
- データベース検索
これらの要素の上手な組み合わせでWebサイトならではの優れたナビゲーションを実現しましょう。
タイトルの付け方のよい例と悪い例
タイトルはブラウザのタイトルバーに表示されたり、お気に入りに登録されたときの表示に使われます。タイトルは必ずつけることはもちろん、そのつけ方にも注意を払いましょう。
まず考えなければならないことは内容との一致です。
ページタイトルは、ページの内容を的確に伝えられるものでなければなりません。また、同じタイトルのページが複数あることも、ユーザーを悩ませる要因となるので、固有のものになるよう努めましょう。
タイトルがナビゲーションとして有効に機能する場面は、履歴やお気に入りあるいはタスクバーに入っている状態のときです。いずれの場合もタイトル全部を表示できるわけではなく、左から10文字程度までしか表示されませんので、「ページタイトル:サイト名」の順序にするとよいです。
グローバルナビゲーションとは、Webサイトのなかのどのページにいても必ず表示されるサイト全体のナビゲーションをつかさどる部分です。グローバルナビゲーションは、次のような役割を果たすものではければなりません。
アイデンティティ:そのWebサイトがどのようなWebサイトであるのか
目印:ユーザーがいま自分のいる位置を知る
ユーティリティ:サイトマップ、FAQ、Q&A、ヘルプ、検索
移動:第1階層および重要なページとトップページへのリンク
これらの操作ツールを1か所にまとめたものをグローバルナビゲーションとよび、これを適切な状態で完備しているかでWebサイトの使い勝手は格段に変わります。
グローバルナビゲーションの例
1つの階層に含まれるページを一覧で表示する部分をローカルナビゲーションと呼びます。これはページの左側に配置されることが多いです。ローカルナビゲーションをつけることによって、ユーザーはそのカテゴリー内のページを、1クリックで切り替えてみることができます。
ローカルナビゲーションの例