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ホーム  > 評価手法  > ユーザビリティテスト  > ユーザビリティテストの流れ1:計画と準備

ユーザビリティテストの流れ1:計画と準備

1.目標設定

ユーザビリティテストを実施するうえでの目標を設定

ユーザビリティテストは漠然と「問題点の発見」といったような目的でテストをおこなうのではなく、目標を設定しておくと、ユーザビリティテストを通じて何を明らかにしなければいけないのかが明確になりますので、その後のタスクの勘案や実施、分析作業がやりやすくなります。

【目標設定例(ECサイト)】
  • 課題:実際に購入してもらうまでが「分かりやすく」できているか、問題なく簡単に「できるか」を知りたい
  • 目標:ユーザーが、目当ての商品を探し出して、スムーズに購入できるかどうかをテストし、できない場合はその原因を発見する

2.タスクの勘案

実際に被験者におこなっていただくタスクを勘案

次に、実際に被験者におこなっていただくタスクを勘案します。当然、そのウェブサイトで最も多くのユーザーが見る、あるいはおこなうだろう事を想定してタスクを考えます。

【タスクの例】
  • 友人に誕生日プレゼントとして贈る商品を探し、実際に購入してみてください(ECサイト)
  • 仕事が終わってから住民票を取りに行こうと思います。どこで発行しているのかと、何時まで受け付けてくれるのかを調べてください(自治体サイト)

3.リクルーティング

ウェブサイトのターゲットに即した被験者のリストアップと確保

定めた目標とタスクに沿って、ユーザビリティテストの被験者をリクルーティングします。

【リクルーティング時の注意点】
  • 実際に対象となるウェブサイトを利用する想定ユーザーの傾向を踏まえてターゲット設定する
  • ウェブサイト制作者、あるいはクライアントに近い、専門的な用語を知っている人は避ける

4.テスト機材、資料の準備

ユーザビリティテスト時に使用するテスト機材、資料を準備

タスクカード、記録用紙などの資料に加え、テストに使用するパソコンや、撮影のためのカメラ・レコーダーなど、一式準備します。

【用意する機材、資料一覧】
  • 机とイス
  • インタネットにつながったパソコン
  • ビデオテープ
  • ビデオカメラ
  • ICレコーダー
  • ストップウォッチ
  • テレビコンバータ
  • テストおよびビデオ記録の承諾書
  • 機密保持契約書
  • テスト記録用紙
  • タスクカード
  • 参加者への謝礼
  • 領収書

5.テストの会場の設定

静かな環境でテストできる専用ラボを設置

社内でユーザビリティテストを実施する場合は静かでテストが中断されることのない、専用ラボを設置します。
社外でユーザビリティテストを実施する場合は有料のレンタルスペースなどを利用して会場を確保することもあります。

【専用ラボイメージ】



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