NVDAとは、無料でオープンソースなスクリーンリーダーです。
スクリーン・リーダーを必要とする視覚障がいを持つユーザーが、コンピュータとOS以外に出費をしなくても利用できるスクリーン・リーダーを開発することを目的としています。
オーストラリアのMichael Curran氏をはじめとするメンバーにより、2006年から開発されており、20ヶ国語以上の言語に翻訳されています。日本語ユーザーの利用については、NVDA日本語化プロジェクト により活動が続けられています。
今回、8月20日にNVDA日本語Betaがリリースされました。
NVDA日本語版の入手方法
NVDA日本語化プロジェクトのダウンロードページ より、入手いただけます。
最新版のパッケージをダウンロードし、インストールしてください。
インストール手順は、NVDA日本語版の入手とインストール手順 に記載されています。
NVDAは、無料で高機能なスクリーン・リーダーであることから、視覚障がいを持つ利用者にとって大変うれしいツールです。それに加えて、Web制作者にとっても、大変有用です。
NVDAは、見出しやリストなどの文書構造を認識して読み上げを行うことのできるスクリーン・リーダーです。Hキーを押すことで次の見出しに移動できたり、Lキーを押すことで、次のリストに移動できたりします。また、リンクやボタンを移動できたり、フォームやテーブルに移動するコマンドが用意されています。(参考:NVDA日本語版操作ガイド )
先日公示されたJIS X8341-3:2010により、読み上げに対する基準が追加されました。規格に準拠したサイトを作成したい場合、開発や検証に役立つソフトです。